禁止・強制、「ダメ、ゼッタイ。」

備忘録的にレーシック後遺症の記録を綴っていきます

治療法がみつかるまで

今日、仕事で地方へ移動中に車内テレビから流れていたNHKの番組
くらし☆解説 「どうなってるの?子宮頸がんワクチン
子宮頸がんワクチンの副作用について取り上げていました。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/171480.html
上記サイト番組内容がまとまっています。

子宮頸がんの予防ワクチンによって深刻な健康被害が起きているため、
厚労省がワクチン接種の呼び掛けを中止したことは記憶に新しいですが、
これに関する行政の対応の迅速さやメディアの取り上げ方が、レーシック被害とは対照的だなと感じました。

 

子宮頸がんワクチンの重篤な副作用
・全身の痛みが続く疼痛や歩行障害
・関節痛
・自分の意思に関係なく体が動く不随意運動
・めまい
・けいれん
・それらいくつもの症状が重なって出る場合も少なくない

 

●特徴(レーシック被害との類似点)
・全身に痛みが広がるという深刻症状が、これまでに71例報告されている。(レーシックはネット上の呼び掛けで54例)
・検査で異常がみつからないまま病院を転々とする(レーシック難民そのもの)
・接種から1年以上たっても痛みが続き、学校に通えずにいる子供も出ている(同様にレーシック後遺症も仕事ができないケースが多く、社会人であればPC必須の事が多いため目がかかわることから、さらに深刻)

 

●行政や医療の対応
・厚労省が接種の呼び掛けを中止(2013年6月)
・厚労省内に検討会設置(2013年6月)
・専門家による研究班の設置(2013年7月)
・全国の17の病院で診療が受けられる体制が整う(2013年10月)
・医療機関の連絡先などを各市町村に情報通知(2013年10月)

この対応の早さ、なによ(笑)

レーシックについては、みんなの党・三谷議員の尽力により消費者庁がようやく実態調査の入り口にきたものの、行政の対応に関して
子宮頸がんワクチンとの差は歴然たるものがあります。

余談ですが先日、三谷議員とお会いした時の議員のレーシック被害問題に対する真剣さには驚きました。
以前は半信半疑で「どうせ人気取りだろ?」と思っていた自分が恥ずかしい。
カネにも票にもならないことを、この先生、本当に真摯に取り組んでくれてるんだな、と。

 

症状の重篤さや種類、仕事ができない学校に行けないなど社会性を奪われる点、検査で異常が出ず難民化する点、(手術・接種を)自由意思で受け被害を被った点、重篤な被害件数の近似など、驚くほど共通点は多いものの、レーシック被害については、行政はいまだ被害実態の把握すらできていないのです。


番組を観て色々と考えさせられましたが、これが示すのは、
きちんと明るみに出て行政や専門家が動けば、治療法は確立される、ということ。
それも驚くべきスピードで。
現在、どこに行っても原因不明、治療法がないという八方ふさがりという被害者でも、メディアによって実態が白日の下にさらされ、社会世論が高まり、行政と医学界が総力を挙げれば、いま治せない後遺症も完治もしくは気にするほどでない程度まで軽減できる日も意外と早く来るのではないかと思います。

ワクチンのような「世界一お金持ちな製薬会社のドル箱」ですらあの対応の早さなのですから、お役人だって、いざとなればレーシック屋利権など歯牙にもかけないでしょう。

 

もちろん全てが空頼みではいけませんが、希望を持っていきましょう!