禁止・強制、「ダメ、ゼッタイ。」

備忘録的にレーシック後遺症の記録を綴っていきます

「レーシックなんてするんじゃなかった」と思う理由

このブログも「レーシックなんてするんじゃなかった はてな支部」というグループに参加させていただいていますが、私が「レーシックなんてするんじゃなかった」と思う率直な理由を挙げておきたいと思います。

今まさにレーシックを受けようとする方が見てくれていることを願いつつ。

 

●手間の増加

レーシック手術を受けようと思った理由の筆頭は、コンタクトの煩わしさからの開放でした。

・朝、出勤前に装用、帰宅後に外す

・3ヶ月に一度、駅前に買いに行く

・旅行や出張には左右1枚ワンセット×日数分を持っていく

くらいですかね、手間といえたのは。コンタクトでドライアイ等はなかったので、目薬を買ったのは生涯で3回ほど、どれも数回使っただけでほぼ満タンで捨ててました。

 

では術後どうなったでしょうか。

 

【眼鏡】遠視用に2本、常時持ち歩き。PC作業時にはかける。

【コンタクト】遠視度数の違うものを数種類、1日の中で使い分ける。(時間の経過で視力が変動するため)

この目では長期の旅行は怖くていけないが、行くとすれば遠視眼鏡を頑張って1本に減らして携行、コンタクトは3種6枚×日数分携行。

【目薬】常時3種類を持ち歩き、1時間に一回の点眼。この眼、手間かかりすぎ。

 

●金銭的負担

レーシック手術を受けようと思った理由で次点にくるのが、使い捨てコンタクトの生涯出費です。

3ヶ月に一度、5,000円ほど。月額で1,666円ですね。

(ケア用品はサービスで付けてくれていたので、上記ポッキリでした)

 

術後、セカンドオピニオンと処方薬、眼鏡購入、コンタクト購入、それらの交通費、症状緩和のための諸々購入で軽く30万は使っています。

手術費用とあわせると60万程度。

今日までで既に使い捨てコンタクト360ヶ月(30年)分の出費ですね。

 

●見え方の劣化

術前に見え方の質なんて気にしたことすらなかったですが、今となっては近眼ということ以外、パーフェクトな見え方でした。

術後、

左右で色温度が違う(両眼視していれば気にするレベルではない)

左右の眼球が見ている位置が違う(外眼筋で強制的にあわせてはいる)

不定期に現れる乱視(左右どちらにもランダム)

暗所視力の極端な低下(しかも左右で感度低下の程度も違う)

明るいものを見たときの幻惑からの回復速度の低下

グレア、スターバースト(非常に弱い)

 

●体調とストレス

術前に目のことでストレスを感じたのは、出先でコンタクトを外さざるを得ない状況に陥ったときくらいですかね。帰宅するまでよく見えないのはストレスでした。

術後は、常時痙攣する外眼筋、1時間も近見作業をすれば襲ってくる吐き気、1日の終わりの強い眼精疲労など、目のことを気にしない日はなく、精神的にはかなりのストレスです。

 

 

QOLを考えたとき、これだけのことがあればまともな人間なら「あぁ、レーシックなんてするんじゃなかった」と思うのは自明ですよね。